R6年1月号

「新たな「出会い」を授けてくれる「こま」に感謝! 」

副会長 木下 幸春   

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 今年こそコロナ禍も終息に向かい穏やかな年でありますよう願っています。

 保存会に入会し今年で24年となります。壁は色々とありましたが皆さんのご指導ご協力を得て何とか現在に至っているのが実情です。 こまの技については足踏み状態が続き奥が深いと痛感しています。 特に若い人達が操るスピード溢れる新技には脱帽です。

 保存会では地域の保育園・小学校・多様な施設・イベント等に要望があれば会員を派遣しこまの演技指導を行っています。 特に小学校ではクラブ活動が設けられ数校、支援しています。 しかしながら子供にこまの回し方を指導する難しさも味わっています。 でもやってみせて褒めてあげて少しでも出来た時は子供と一緒に喜びを分かち合います。体験させることができたと・・・

 先日、あるイベントに参加した時、若い女性に声をかけられました。 「先生、覚えとる!」自慢じゃありませんがもうすぐ後期高齢者、記憶はまったくありません。 

 

 

 良く話を聞いてみるとコロナ禍の5年程前、ちょんかけごまをイベント会場で体験したとの事、小学生から大人の若い女性に変貌していては解るわけがありません。

 つくづく「こま」はすごいと思いました。 見知らぬ人からそれも若い女性から気軽に声をかけられたからです。

まを持ち保存会のユニフォームを着用していたからです。 私服では睨まれたと思います。

 高齢者は行動範囲が制限され引きこもりがちになりがちです。 でも「こま」を趣味にしていますと運動にもなり地域にも貢献でき、加えて新たな「出会い」が待っています。 イベント会場への車の移動にやや難儀するようになりましたが「出会い」を求めて頑張りたいと思います。