H30年11月号

「初心を忘れぬ」

顧問 中 村 泰 司 

 

皆さんお元気で何よりです。 保存会に加入して20数年にもなるが、当時はまだ加藤神社の境内で玉砂利踏んでの例会でした。 当日は雨でも早く出掛け先輩に見てもらうのが楽しみでした。 何故か自分のはボテボテ落ちる、今思えば手先ばかりだった。

 コマの行きたい方向も回転数も分かっていなかった、先輩の言葉はまだ早い! コマに従え! コマに慣れろ! でした、或る日自己満足でいたが危険な時期もあった、回転数が付けば遠くまで転がる、心身の鍛錬も伴わずコマの重心や、ひもの引きようも無知だった。 慣れることは大切であるが、反対に情熱や真剣味が薄れることにもなる。

基本的な練習も疎かになり乱れてきます。

 

 

  

 そこで[故きを温<たず>ねて新しきを知る]ということで30年誌・40年誌を開く、<どちらにも掲載>資料2の下部[一連の技の例]として掲載されている。

 皆さんこれを体得して実践されることをお勧めします。

 保存会は心身共に健全なうちに、後継者の養成も忘れてはならないと思っています。

怪我の無いよう祈ります。