H30年3月号

「これからも宜しく」

理事 朝永 清寿

 

 生まれ育ったのは長崎県愛野町、かけ独楽に出会ったのは愛の小学校の低学年の頃、上級生達が、かっこよく回しているのを眺めながら、いつかは私も回してみたいと思っていた。

 ところが自分が上級生になった時には誰も回す者はいなくなって、独楽を手に入れることすらできなくなっていた。やむを得ず湯呑み茶碗の蓋のつまみを芯にして、きちんとしたものではないが、糸で回して遊んだ思い出がある。

 それから60年後、気が付いたら、ちょんかけ独楽保存会の一員であり又観光ボランティアガイドの一員になっていた。 雨が降っていない土曜、日曜、祝日のガイドは楽しい。独楽の演技を見て、お客様が和んでくれる。

 

 

 

 快く技を披露してくれる会員の皆さんにはご迷惑をかけているが、私のガイドよりも独楽の方が印象に残ったといったお客様もいらしゃるようで・・・・。 

 国の特別史跡のお城と、熊本市の無形文化財”肥後ちょんかけ独楽“の案内が同時に出来ることは有難いことだ。

 下手な私ではあるがちょんかけ独楽を皆様にお見せできることを誇りに思いながら、長く続けていきたい。