風景の一角
理事 岡田 希望
「こんにちは」、巻頭言2回目の岡田です。
今年の正月に放映されたニュース取材を受けて思ったことです。 熊本城や復興について、多くの意見を紹介するものでした。 演技を披露した後にコメントを求められましたが、その時は上手く受け応え出来ませんでした。 こま載せや演技をすれば喜んでいただけるのですが、一時に過ぎません。
熊本城の修復には20年必要と言われています。 それまで熊本の全ての文化が存続していなければ、復興とは言えません。
ちょんかけ独楽も大切な文化の一つ。
この技を引き継いで、熊本城の風景の一角に、当たり前のこととして独楽が回されている。 粛々と技術を守り続けることが、我々の復興寄与と考えました。
震災後に、早くから二の丸で回し始めた意義が、やっと自分の中で整理できました。 さらに、技を磨き続けていきます。