H29年5月号

独楽に想いをよせて

 会長 寺本 康喜 

 

4月の総会にて「肥後ちょんかけごま保存会」第十代会長を仰せつかりました寺本です。

私は入会当初より、独楽を回せることが嬉しくて今日に至っています。独楽と遊ぶことで元気をもらい、心も落ち着きます。

子供達に目を向けると、ゲーム遊びは相変わらず盛んで、死んでも何度でも生き返る仮想の世界のゲームに興じています。

こんなことでは他人を思いやる心や、いろいろな事柄と葛藤しながら成長していく子供は育ちません。

春日小、佐敷小の子供たちは独楽を習練できるだけでも幸せかな。

 

 

保存会本来の目的は、保存、伝承、技の向上への研修,研磨です。また見方を変えると個人の生きがい作りの道しるべです。

こまを楽しく回すのは保存会の原点です、スマイル!スマイル!の精神で楽しさをアピールしましょう。

最後に安全対策です。  いつ事故が起きても不思議でない瞬間があります、お互い気配りし、注意を喚起することも必要です。

楽しい独楽回しを心がけましょう。