R2年11月号

「ひろがれ! 女性にも! 夢と希望の肥後ちょんかけごま」

理事 鈴田 久美子 

 日毎に秋深くなりましたが、今だに新型コロナ禍の終息をみない中、熊本では公開練習が自粛され、思うような練習が出来なかったのではないでしょうか。

 水俣地区では、数回の練習自粛の他は、毎土曜日午前中自主練習が続行されています。 現在、保存会員8名、一般参加者11名です。

 4月から80才代4名が新しく加わりました。 毎朝6時過ぎからのラジオ体操、太極拳、こま練習、そして毎土曜日のこま練習に参加されています。 80才代のパワー「すごい」の一言で私達が元気をもらっています。 2月から24才の女性が練習に加わっていましたので、全体の雰囲気も明るく楽しく、お互いに刺激しあって練習意欲が向上し、女性の存在の大きさを感じます。

 霧島こまクラブは、親子三代をはじめ夫婦等12名の一般参加です。 今年は、コロナ禍と悪天候に見舞われ練習日が少なくなりました。 現在、女性は4名ですが、小学五年生と中学三年生の母親である43才の女性は練習熱心で技の習得にも意欲的です。 親子キャッチボールも練習のたびに上達しており、今後が楽しみです。

 

 

 

 コロナ禍の中、2020ワールドスピントップオンラインコンテスト開催の情報が東京在住保存会員長谷川さんから提供されました。 長谷川さんの「世代、地域関係なくこれからもちょんかけごまの輪が世界に広がっていければいいと思います」という趣旨に賛同された坂下名人の呼びかけで、北海道から鹿児島までの5道県から18名、その中に3名の女性のエントリーがありました。

 早速3分間音楽演技練習が始まりました。 動画撮影という緊張の中でのこま演技はとても難しいものでした。 動画撮影送信他全ての作業に携われた坂下名人、音楽提供の上村蓮太郎さん、アシスタントの村崎さん、高見さん、エントリーされた皆様に感謝です。

 今後、男性の豪快な特殊技には到底及びませんが、各地でこまを回す優しい女性の姿が見られることを期待します。