H30年7月号

「素直に習おう」

副会長 朝永 清寿

 

 「数多く失敗すれば、 そのうち技術は向上するものだ。 習うよりも慣れろ。」

 そんな風に教えられ自分もそう思っていた。 スキーにしても数多く転倒すればそのうち転ばず上手く滑れるようになるはずだと。 若かりし頃、ゲレンデで人の迷惑も顧みず猛スピードで滑走した挙句、 雪の中で派手な転倒を繰り返した覚えがある。その頃付けられた私のあだ名が黒(ウェアが)の弾丸ライナー“。 その結果を振り返ってみると、 数多く転んで痛い思いをしたものの、 自分が考えていたほど上手くなっていない。

 

 

 

  

独楽だって始めたころは自己流も甚だしく独楽が足に当たっても何のその、 痛みをこらえてがむしゃらに振り回した覚えがある。今もそうだが、 ちっとも上手くなっていない。  結局は足のすねに数多くの傷が残っただけの男になってしまった。 素直に初めから聞いて習っていれば傷なんか作らんでもよかったのに。 皆さん素直な気持ちをもって先輩諸氏に教えを乞うことにしましょう。 先輩よろしくお願いいたします。