H28年4月号

保存会 やがて 50年

顧問 吉永 砂夫

 

「肥後独楽チョンカケ保存会」が結成されたのは、昭和44年(1969年)1月のこと、故中島寅男さんらの尽力によって、鶴屋の会場で発足したとの記録があります。 何かしら雰囲気がわかるような気がします。

その後、歴代の会長・会員の皆さんによって地道に活動は受け継がれてきました。私が入会した頃は、会員は数人で、月1回 加藤神社境内で練習会があっていました。

 

保存会活動が充実の途上、本多ファミリーの呼びかけにより初の国外活動となったのが、モンタナ州ヘレナ市でのトラディショナル・ジャズフェスティバルに11人参加の旅でした。 続いて、日本レク協会からの依頼があり、同じ年にバンコクでの第2回世界伝統スポーツ・ゲーム祭に、12人参加できました。

更に続いて、シアトル桜祭り日本文化祭、サンアントニオ文化交流会、シアトル県人会100周年記念式典参加ほか、数人での県外活動、国外活動は十指に余ります。

一方、春日校での子どもフェスティバル開催など地元での活動も続きました。 これらはすべて、会員のコマ好きがそうさせたものでしょう。

 

保存会結成からやがて50年、記念事業期成会発足の検討が急がれます。 どんな事業をするのか、必要経費はどうするのか、一方、派手な事業はしないで心静かに活動を振り返る機会とするのか等、会員の皆さんの英知を集約していい計画書ができることを期待します。